
大学の頃からプレゼン嫌いだったんだよな……
人前で話すのが死ぬほど苦手なんだけど、病気なのかな?
プレゼンで緊張しないためにはどうしたらいい?
こんな悩みにお答えします!
- プレゼンが死ぬほど苦手だと感じる理由5つ
- 人前で緊張するとどうなる?
- プレゼンで緊張しすぎないための対処法7つ
- どうしても克服できない時は?
プレゼンが死ぬほど苦手だと感じている人は、うまくやれるかどうか心配しすぎていることが多いものです。

この記事では「プレゼンが死ぬほど苦手」と感じる理由をお伝えします。
また、人前で緊張しないための対処法もあわせてご紹介しますので、プレゼンが苦手な方はぜひ最後までお読みください!
プレゼンが死ぬほど苦手だと感じる理由5つ


そもそも、どうしてプレゼンが死ぬほど苦手だと感じるんだろう?
どんな人でも、人前で話す時は多少なりとも緊張するものです。

とはいえ、人によって緊張の程度には差があります。
プレゼンが死ぬほど苦手だと感じる理由は以下5つが考えられます。
- 完璧主義だから
- 経験が不足しているから
- 自信が持てないから
- 評価を気にしすぎるから
- 過去の失敗を思い出してしまうから
ひとつずつ解説します。
完璧主義だから
まず1つ目は、完璧主義だからです。
完璧主義の人は、「緊張している姿を見せたくない」「失敗したくない」「誰からも否定されないプレゼン内容にしたい」などと、常にミスがないよう気を張っています。
完璧を求め過ぎて妥協点を見つけられず、「失敗しないだろうか」「うまくいくだろうか」と緊張や不安につながってしまうのです。
経験が不足しているから
2つ目は、経験が不足しているからです。
プレゼンが苦手な人や緊張してしまう人は、「今まで人前で話す機会を避けてきた」「プレゼンの経験が少ない」というケースが少なくありません。

仕事以外の場でも人前で話す機会を避けていると、苦手意識は克服しにくいでしょう。
また、誰しも経験値が少なければ、緊張や不安を覚えてしまうものです。
自信が持てないから
3つ目は、自信が持てないからです。
「自分には難しそう……」「人と比べると自分はダメだ」など、自信が持てないと身体は防衛反応で緊張してしまいます。
自己肯定感は、子どもの頃に親から褒められた経験をくり返すことで育っていくものです。

幼少期に周囲の大人が認めてくれなかった場合、自分に自信が持てなくなるケースがあります。
さらに、なにをしても否定的な声かけをされて育った人は、「自分はどうせダメなんだ」とネガティブ思考になってしまいます。この場合、否定的に評価されることへの不安・恐怖が、緊張につながるのです。
評価を気にしすぎるから
4つ目は、他人からの評価を気にしすぎるからです。

多かれ少なかれ、誰しも周りからどう思われているか気になるものです。
しかし、他人からの評価を気にしすぎると自分を実力以上に見せようとしたり、キャパ以上のことをやろうとしてしまいます。
結果、本来の自分の実力に満足できず自己嫌悪に陥ったり自信を失ったりし、プレゼンに苦手意識を持つようになってしまいまうのです。
過去の失敗を思い出してしまうから
5つ目は、過去の失敗を思い出してしまうからです。
ほとんどの人は、人生の中で一度は失敗した経験があるのではないでしょうか。
プレゼンに苦手意識のある人は、失敗をバネに経験を活かすのではなく「また失敗するのではないか」「自分には向いてない」などと、消極的に捉えてしまう傾向にあります。

たしかに。自分は悪いほうに考えるクセがあるかも……
プレゼン人前で緊張するとどうなる?
人前で話すのが苦手な人や緊張する人の症状には、個人差があるものです。
緊張のあまり、頭が真っ白になりドキドキし、手や声が震え、プレゼンは終わったものの「うまくできなかった」と自己嫌悪に陥る……。
これらの身体症状は交感神経の働きによるものなので、生体の正常な反応だといえます。

社交不安障害(あがり症)とどう見分けたらいい?
人前で話すとき極度に緊張してしまい、電話対応や美容院などの日常生活にも支障が出るほど「強い恐怖や不安を感じる」場合、社交不安障害(あがり症)の疑いがあるかもしれません。
原因はまだはっきりしていませんが、セロトニンやドーパミンといった神経伝達物質を分泌する神経系のバランスが崩れてしまうからだとも考えられています。
社交不安障害(あがり症)は、気の持ちようや性格の問題ではなく病気として捉えられており、主な症状は次のとおりです。
- 人前で話すのがひどく怖い
- 人と接するのがひどく怖い
- 他人の視線がひどく怖い
- 電話や美容院が怖い
- ドキドキする
- めまいや吐き気がする
- 声や手が震える
- 口が異常に乾く
- 息苦しい
- お腹が痛くなる
- 顔が真っ赤になる
- 汗を異常にかく など
プレゼンが苦手!緊張しすぎないための対処法7つ

プレゼンで緊張しすぎないためにはどうしたらいい?
対処法として、以下7つが挙げられます。
- 認識を変える
- 事前準備をしておく
- 練習を繰り返す
- 目の前の聴衆を意識しすぎない
- カミングアウトする
- 腹式呼吸をする
- 目標を低めに設定する
ひとつずつ見てきましょう。
①認識を変える
1つ目は、「プレゼンはそこまで緊張するものではない」と認識を変えてみましょう。
プレゼンは資料や話す内容を事前に準備しておけば、その通りに進められます。一方的に話せるので、練習さえしておけば実は簡単です。
プレゼンとは自分のためにするものではありません。何のために伝えるのか、内容を聞いてどう変化してもらいたいのかじっくり考えてみると良いでしょう。
②事前準備をしておく
2つ目は、事前準備をしっかりしておくと良いでしょう。

たとえば、「質疑応答はプレゼンが終わったあとにお願いします」など、プレゼン冒頭のフレーズを考えておきましょう。
事前にどんな質問がくるか考えて回答を考えておくのもおすすめです。
また、人前で話すのが苦手なら資料を多めにしておくと、心理的な負担を軽くしてくれます。
③練習を繰り返す
3つ目の対処法は、練習を繰り返すことです。
あらかじめプレゼンの流れと時間配分を考え、何度も練習しておきます。
その際、自分の目の前で聞き入っている聴衆の姿を想像するのがおすすめです。堂々と話している自分の姿をイメージすると、本番でも不思議と緊張が和らぐものです。
練習を録画し、自分の姿を客観的に評価するのも良いでしょう。自分の声や立ち居振る舞いを把握でき、改善点が見つけやすくなりますよ。
④目の前の聴衆を意識しすぎない
4つ目の対処法は、目の前の聴衆を意識しすぎないことです。
「こんなにたくさんの人が自分に集中している」「ベテランの人が多そうだな」など、気にしすぎてしまうと緊張がさらに強くなってしまいます。
一度、全員に目を配ってみると意外と緊張がほぐれるものです。
⑤カミングアウトする
5つ目の対処法として、先にカミングアウトしてしまうのもおすすめです。
「緊張してます」「緊張すると吐き気がしてしまう体質なので、プレゼンの最中にご迷惑をおかけするかもしれません」など、あらかじめ伝えておくのです。
そうすると聴衆からも理解が得られ、気持ちがラクになります。
カミングアウトしたからといって、評価が低くなるわけではありません。
⑥腹式呼吸をする
6つ目の対処法として、腹式呼吸をお勧めします。

呼吸には自律神経をコントロールする作用があり、呼吸が浅いと心拍数が増え、過換気になってしまいます。
逆に、吐く息を長くすると副交感神経が優位になるため、心拍数が減り血圧も下がりやすくなるのです。
プレゼンで緊張しやすい人は、意識的に腹式呼吸を取り入れると良いでしょう。
⑦目標を低めに設定する
7つ目の対処法は、目標を低めに設定することです。

プレゼンに苦手意識がある人は、高い目標を掲げているケースが少なくありません。
低すぎる目標はモチベーションにつながりにくくなるため、手の届きそうな低い目標設定がおすすめです。
ひとつずつクリアしていけば達成感が得られ、自信にもつながりやすくなるでしょう。
プレゼンが死ぬほど克服できないとき

対処法やってみてもダメだったら?
ここまで、プレゼンで緊張しすぎないための対処法をお伝えしてきましたが、どうしても克服できない人もいらっしゃるでしょう。
どうしても克服できない場合、次の2つの方法がおすすめです。
- 上司に相談する
- コミュニケーション能力の無料診断を受けてみる
上司に相談する
どうしてもプレゼンの苦手意識が拭えない場合、上司に相談してみましょう。
たとえば、プレゼンの少ない部署へ異動させてもらえないか打診してみたり、プレゼン自体は別の人に任せ、資料作りや企画にまわしてもらったり、といった具合です。
現状を変えてもらうことは難しいかもしれません。しかし、ストレスで体調を崩してしまわないよう、理解を得ておくことは大切です。
コミュトレの無料診断を受けてみる
プレゼンの苦手意識が克服できない場合、コミュトレの無料診断を受けてみるのもおすすめです。
コミュトレとは、株式会社アイソルートが運営する実践形式のビジネススクールです。
無料診断では、仕事の課題や目指したい姿をヒアリングしてもらい、自分の強み・改善点・目標設定まで診断してくれます。
実際に無料診断を受けてみた感想は、以下の記事を参考にしてみてください。

自分に合った対処法でプレゼンの苦手意識を克服しよう
今回、プレゼンが死ぬほど苦手だと感じる理由や、緊張しすぎないための対処法などをお伝えしました。
人前で話すときは、誰でも多少は緊張するものです。
苦手意識が強い人は、自分がどういった理由で緊張しやすいのかを把握し、自分に合った対処法を行ってみましょう。
「自分では問題点を見出せない」という人は、コミュニケーション能力の無料診断を受け、対処法を知るのもおすすめです。