「自分に合っていないと感じながら仕事を続けてきたけど、最近めまいと動悸がしてもう限界かも。辞めるか続けるか…どちらがいいのか教えて!」
こんな悩みに答えます。
・仕事が合わないと感じる理由と対処法
・合わない仕事についてしまう理由
・合わない仕事を続ける理由
・合わない仕事を続けた結果【体験談】
・仕事を辞める判断基準
結論、体調を崩してまで合わない仕事を続ける必要はありません。
なぜなら、もともとの性格・ストレスを感じる状況は人それぞれ。他の人には合っていても、自分の性格的に合わない仕事があって当たり前だからです。
とはいえ、合わないからとすぐに辞めてしまっていいのか悩む気持ちもあるでしょう。
私にも経験があるのでよく分かります。
この記事では、仕事が合わないと感じる理由や対処法・仕事を辞める判断基準を解説しています。
記事の後半には、実際に僕が合わない仕事を10年間続けた結果どうなったかもご紹介していますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
仕事が向いてない・合わないと感じる理由
仕事が自分に合わないと感じる理由として、以下の3つが挙げられます。
- 仕事の内容が苦手
- 労働環境に納得できない
- 人間関係が苦手
ひとつずつ解説していきます。
①仕事の内容が苦手
仕事が合わないと感じる1つ目の理由は、そもそも仕事の内容が苦手だからです。
例えば、
- 人と話すのが苦手なのにコールセンターで働いている
- 座っているのが苦手なのにデスクワークしている
- パソコンが苦手なのに医療事務をしている
といったケースです。
自分の性格的に合ってない仕事をしているので、「この仕事向いてないかも」と感じやすくなります。
とはいえ、自分の性格や特性を把握している人は意外と少ないのです。
②労働環境に納得できない
仕事が合わないと感じる2つ目の理由は、労働環境に納得できないからです。
例えば以下のようなケースが考えられます。
- 業務が終わったら定時で帰りたいのに残業が多い
- 希望していない部署に配属された
- 在宅でもできる仕事なのに出社を強要される
プライベートと仕事をきっちり分けたい人にとっては、仕事に振り回されているように感じてしまうかもしれません。
③人間関係がわずらわしい
仕事が合わないと感じる3つ目の理由は、職場の人間関係がわずらわしいからです。
職場の規模が大きければ大きいほど、いろんなタイプの人がいます。とはいえ、規模が小さければ苦手なタイプの人がいても、関わらないわけにはいきません。
人間関係がわずらわしいと、仕事内容にかかわらず「この職場は自分には合わないかも」と思い始めます。
向いてない・合わない仕事についてしまった理由
そもそもなぜ向いてない仕事についてしまったんだろう‥?
合わない仕事についてしまう理由は、以下3つが考えられます。
- やりたいことがなかった
- 仕事の内容を把握してなかった
- 他人にすすめられた
詳しく解説していきますね。
①やりたいことがなかった
1つ目の理由は、就職するタイミングで、やりたいことがなかったからです。
やりたい仕事を見つけられないと、「楽しそう」「規模が大きいし安定してそう」と、なんとなくのイメージで仕事を選んでしまいます。
そのため、実際に仕事を始めてみると「こんなはずじゃなかった」「自分には合ってなかったかも」と悩んでしまうのです。
②仕事の内容を把握してなかった
2つ目の理由は、仕事の内容を詳細に把握していなかったからです。
営業職や接客業の場合、対人コミュニケーション以外に資料作成や企画運営といった業務があります。
そのため、デスクワークが苦手な人にとっては「自分には向いてない」「合っていなかった」と感じてしまうかもしれません。
③他人にすすめられた
3つ目の理由は、他人にすすめられたからです。
例えば、「安定した職業について欲しい」と親にすすめられたり、信用できる人から「向いてるよ」と言われて仕事を選んでしまうケース。
自分の意思で仕事を選んでいないので、実際に働き始めてから「自分には合ってない」と考えてしまいます。
向いてない・合わない仕事を続ける理由
自分には合わない仕事だと思っていても続けてしまう理由として、以下の5つが考えられます。
- 他人に迷惑をかけたくないから
- 続ければ慣れるかもと考えるから
- 甘えだと思ってしまうから
- 転職を繰り返すのは不利だと思うから
- 他にやりたいことがないから
詳しくみていきましょう。
①他人に迷惑をかけたくないから
合わない仕事を続ける理由の1つ目は、自分が辞めるともっと忙しくなる、上司や同僚に負担がかかってしまうと考えてしまうからです。
自分よりも他人に気を遣うタイプの人に多いといえるでしょう。
②続けば慣れるかもと考えるから
2つ目の理由は、合わないけれど続けていればだんだん慣れてくるかも、と考えるからです。
初めて取り組むことは最初はできなくても何度かくり返すうちに自然とこなせるようになるものです。
ひとつのことにじっくり取り組んだ経験があるタイプの人は、仕事でも同じように考えられるのでしょう。
③甘えだと思ってしまうから
3つ目の理由は、仕事が合わないからといってすぐに辞めてしまうのは甘えだ、と感じてしまうからです。
「石のうえにも3年」というように、少なくとも続けるべきと考えてしまうのでしょう。
真面目で自分に厳しいタイプの人に多いのではないでしょうか。
④転職を繰り返すのは不利だと思うから
4つ目の理由は、転職を何度も繰り返すのは不利だと思うからです。
履歴書に転職先がいくつもあることで、「うちの職場でもすぐ辞められてしまうのではないか」「忍耐力がないのではないか」と思われたくないからです。
⑤他にやりたいことがないから
5つ目の理由として、他にやりたいことがないからです。
やりたいことがなければなにを目指していいのか分からず、合わないと感じながらもずるずる続けてしまいます。
さらに今よりもさらに合わないところに転職したらどうしよう、と現状維持してしまう人もいるでしょう。
向いてない・合わない仕事を続けた結果どうなる?【体験談】
合わない仕事を続けたらどうなる?
実際、僕は人間関係や仕事の内容が合わないと感じながらも10年間仕事を続けました。
その結果、
- ストレスでイライラした
- やる気がなくなった
- 自信がなくなった
- 人生の目標がなくなった
- 体調を崩した
上記のような状態になりました。
僕自身の体験談も踏まえ、ひとつずつご紹介していきますね。
①ストレスでイライラした
まず1つ目の変化として、ストレスでイライラするようになりました。
合わない仕事を続けていると精神的に余裕がなくなり、ちょっとしたことでイライラするようになってしまったのです。
休みの日も仕事のことが頭から離れず、夜はなかなか寝付けず睡眠不足。心も身体も休めませんでした。
②やる気がなくなった
2つ目の変化として、次第にやる気がなくなっていきました。
合わない仕事をしていて毎日楽しいはずがありません。無心で職場に通い、仕事が終われば疲れて帰宅。
気持ちが落ち込むと新しいことを始める意欲も湧かなくなりました。
③自身がなくなった
3つ目の変化は、徐々に自信がなくなっていったことです。
仕事へのモチベーションも上がらないため業績も上がらず、結果が出せない自分への自信がなくなる悪循環にはまりました。
④人生の目標がわからなくなった
4つ目の変化は、人生の目標が分からなくなったことです。
合わない仕事を続けているとストレスで頭が回らなくなり、自分はなにを目標にすればいいのか見えなくなってきます。
常に仕事のマイナス面だけにとらわれて、ネガティブに捉えるクセがついていたようです。
物事を前向きに考えられなくなってしまいました。
⑤体調を崩した
5つ目の変化は、体調を崩してしまったことです。
僕の場合、出勤しようとすると頭が痛くなったり胃が痛くなったりしました。
仕事が全く面白く感じられず、ストレスに感じていたからです。
その証拠に、転職してからは一度も体調が悪くなったことはありません。
仕事が向いてない・合わないと思った時の対処法
仕事が合わないと思った時、どうしたらいい?
自分に合わない仕事を続けていてもいいことはありません。
下記3つの方法を試してみましょう。
- 車内で移動してみる
- 適職診断を受けてみる
- 転職を視野に入れる
ひとつずつ解説していきます。
①車内で異動してみる
1つ目の対処法として、いくつか部署があるならまずは社内で異動希望を出してみましょう。
同じ職場内でも、部署によって仕事内容や手順などが異なるケースがあるからです。環境を変えてみれば自分に合っているかもしれませんよ。
②適職診断を受けてみる
2つ目の対処法として、適職診断を受けてみるといいでしょう。
適職診断を受けると自分に合った仕事を見つけやすくなるからです。
AIによる適職診断は、いくつかの項目に答えるだけで自分の特性に合った職種を診断してくれます。しかも診断完了までたったの3分なので、手間もかかりません。
実際、僕が適職診断を受けてみた結果、当たりすぎて驚きました。こちらの記事で詳しく説明しているので参考にしてみてください。
おすすめの適職診断アプリはこちらです。
③転職を視野に入れる
3つ目の対処法として、転職を視野に入れてみましょう。
転職エージェントに登録しておけば、仕事を続けながら自分に合った求人を探せます。
これまでのスキルを活かせる仕事にはどういったものがあるのか把握しておくことで、転職後の目標をイメージしやすくなりますよ。
やめる判断基準
仕事が合わないと感じたら辞めてもいいかな?
仕事が合わない場合、以下3つを基準として仕事を辞めるか判断するといいでしょう。
- 辞めたい理由は前向きか
- 自分で解決できる人間関係の悩みか
- 労働条件など改善の余地はないか
辞めたい理由は前向きか
判断基準1つ目は、辞めたい理由が前向きかどうかです。
例えば「結果が出ないから辞めたい」「仕事自体めんどくさい」といった理由の場合、職場を変えても「合わないから辞めたい」と感じてしまうでしょう。
どんな仕事に就いても結果が出ないなら自分なりにやり方を変える、目標を少し低くしてみる、といった努力は必要です。
辞めたい理由が、「これだけ結果を出せるんだからもっと自分の実力を試してみたい」「もっと専門性を高めたい」など、将来性があるものか判断してみましょう。
②自分で解決できる人間関係の悩みか
判断基準の2つ目は、人間関係の悩みが解決できるかどうかです。
例えば、どうしても合わない上司がいる、パワハラを受けているといった場合、自分だけの力で解決するのは困難でしょう。
入職して数ヶ月であれば我慢できたとしても、状況が改善しないのであれば何年も働き続ける必要はありません。
③労働条件など改善の余地はないか
判断基準の3つ目は、労働基準など自分なりに改善の余地はないかどうかです。
例えば残業が多い場合、効率化をはかるため業務改善を提案したり、意見を聞いてもらえる職場であればしばらく様子をみたりするといいでしょう。
また、通勤時間が長いのであれば、電車に乗っているあいだ本を読んだり英会話を聞いたり、自転車通勤に変えてみる、車通勤に変えてみるなど、改善の余地があるかもしれません。
どうしても改善できず自分には合わないと感じる場合、どういった部分が合わないか明確にしておきましょう。納得できる職場を見つける判断材料となります。
仕事が合わないと感じるなら向いてる仕事を探してみよう
仕事が向いてない・合わないと感じるなら向いてる仕事を探してみよう
「仕事が合わない」と感じる理由と対処法、合わない仕事を続ける理由、仕事を辞める判断基準について解説していきました。
結論、体調を崩してまで合わない仕事を続ける必要はありません。
実際、僕も合わない仕事を続けていましたが、自分に向いてる仕事を見つけてからは日々やりがいを感じています。
仕事が合わないと感じている方は転職も視野に入れつつ、自分に向いてる仕事はどういったものがあるのか探してみましょう。